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【4K空撮】DJI Mavic 3 PROで挑むアドベンチャーフライト:青海島の絶壁と「電波圏外からの帰還」

Mavic 3 PRO
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2025年5月、山口県北長門海岸国定公園・青海島(おうみじま)日本海側で、DJI Mavic 3 PROによる4Kドローン空撮を行いました。
海岸線を低空で滑るように進むスリリングなフライトと、電波圏外まで飛行したのち自動帰還した実証的なトライアル映像の2本を公開します。

※すべて国交省飛行許可・承認取得済。航空法その他関係法令に基づく安全運航のもとで実施しています。


目次

🎬 映像 No.1:青海島・断崖をなぞる4K空撮

  • 撮影地:山口県長門市 青海島(日本海側)
  • 撮影日:2025年5月28日(快晴)
  • 飛行高度:80〜100m
  • 飛行距離:約3.5km
  • 撮影設定:4K / 48fps
  • 使用カメラ:4/3型CMOSセンサー Hasselblad広角レンズ(24mm換算)

断崖絶壁が連なる日本海の荒波と、青海島特有の複雑な海蝕地形。
Mavic 3 PROの3軸ジンバルと優れた安定性により、海面すれすれを滑空するような滑らかなショットが実現しました。

5月の快晴下で太陽光が海面に反射し、岩肌の陰影とともに立体的な映像美を生み出しています。
Hasselbladレンズ特有の色再現性が際立ち、自然の質感がそのまま4Kで表現されています。


🛰 映像 No.2:電波圏外トライアル ― Advanced Return to Homeの真価

  • 撮影地:同上(青海島・北部海岸)
  • 撮影日:2025年5月28日(快晴)
  • 飛行高度:前半30〜40m、後半60m
  • 飛行距離:約4km(電波ロスト地点まで)
  • 撮影設定:4K / 48fps
  • 使用カメラ:同上

2本目の映像では、海岸線沿いに飛行した後、あえて島の絶壁越えの電波が届かない可能性のあるエリアまで機体を進めるトライアルを実施。
通信が途絶した瞬間、DJI Mavic 3 PROの「Advanced Return to Home(RTH)」機能が自動的に作動しました。

機体はその場で高度を調整し、障害物を自動認識しながら最適ルートで帰還。
島の絶壁や岩礁に一切接触することなく、見事に発進地点へ帰還しました。
このAI帰還システムの精度は驚くべきもので、従来の直線帰還型とは一線を画す安全性能が確認できました。


💡 技術メモと撮影後記

  • レンズ性能:Hasselblad広角(24mm換算)は空撮に最適。広がりのある構図と高い色再現力が魅力。
  • 撮影時間帯:午後の順光を狙い、波の白と岩肌の黒のコントラストが際立つ時間帯を選定。
  • 編集:NDフィルター使用、シャッタースピード一定(1/96)。自然音を活かした軽めのカラーグレーディング。

快晴の下、Mavic 3 PROの安定性と色表現力を最大限に引き出せた撮影となりました。
特に「電波圏外帰還テスト」では、最新技術がもたらす安心感を強く実感。
挑戦と安全性を両立できる時代が、すでに到来しています。


📚 まとめ:Mavic 3 PROが切り開く「挑戦の自由」

青海島の雄大な自然を背景に、Mavic 3 PROはその潜在能力を存分に発揮しました。
飛行性能・映像品質・安全性のすべてが高次元で融合しており、まさに「信頼して飛ばせるプロ機」です。

今後はさらに離島や山岳地帯など、より過酷な環境下でのテスト撮影にも挑戦していく予定です。

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この記事を書いた人

カメラ、ビデオ、そしてドローンと自然・野生の生き物、スポーツ分野を中心に撮影、画像処理・映像編集を手がけるフォト-ビデオクリエイター

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